2005年 クレマチスの会


第4回 小講演会 テーマ
鷺沢萌・野沢尚・森村桂の足跡
-昨年自死した3人の作家の作品を読む


開催日 平成17年5月28日(土)
講師 猪狩明美

〈講師プロフィール〉
上智大学文学部心理学科(加賀乙彦ゼミ)卒業
マツダ宣伝部、東京大学医学部研究所勤務を経て、
現在公立図書館勤務
日本医史学会、日蘭学会、日本18世紀学会、洋学史研究会所属
第二回、第三回江東区ふるさと歴史論文コンテスト入賞
第5回 小講演会 テーマ
「自死者の心理」を理解する試み


開催日 平成17年7月30日(土)
講師 秋山淳子

〈講師プロフィール〉
横浜市立大学卒業、東洋英和女学院大学大学院修了
横浜市立大学非常勤講師、臨床心理士
緩和ケアに従事し、現在は精神科クリニックにて心理臨床に従事
上智大学大学院神学研究科に在籍し、カトリック信仰の立場から、
人間のいのちについて考察を試みている
 
〈講師よりのひと言〉
「1998年以来、自死者が毎年3万人をこえています。
遺された私たちは、自ら逝った人たちを本当に理解できるのでしょうか。
実在したある青年の生と死をもとに、ご一緒に生きることと、
死ぬことについてじっくり考えてみたいと思います」
第6回 小講演会 テーマ
作家・高史明さんのビデオ観賞会


開催日 平成17年10月8日(土)
解説者 平山正実

〈講師よりのひと言〉
本会主催による12月3日開催予定の高史明氏の講演会に先立ち、
NHKビデオに収録された高さんのお話を平山正実が解説いたします。
高さんはかつて、小学生のお子さんを自死で亡くされ、
大変苦悶された経験をお持ちの作家です。
なお、12月3日の講演会のタイトルは、
「人間にとってほんとうに大切なもの」です。
解説者の平山正実は精神科医で東洋英和女学院大学大学院教授で、
文学にも大変興味をもっています。
第7回 小講演会 テーマ
自死遺族ケアの視点から見えてくる、
いま、「自死」が訴えてくるもの


開催日 平成17年10月8日(土)
講師 藤井忠幸

〈講師プロフィール〉
東京神学大学卒業
1995年のある日、突然妻と死別。
その際の衝撃と自責の念、悲嘆をおさめるべく、
以降、遺族自助グループでの悲嘆分かち合いの時間をもつ。
それとともに、さまざまな心理分野、心理療法を学び、かつ実践。
現在、遺族サポートやDV(家庭内暴力)被害者などの
カウンセリングに従事
ハコミ公認セラピスト等
 
〈講師よりのひと言〉
毎年、自ら命を絶たれる方が、3万人以上おります。
その1人の自死者のあとには、最低でも5人の深く嘆き、
苦しむ人たちが遺されるといわれます。
また未遂者はその10倍ともいわれています。
その遺された遺族たちのケアの立場から感じ取れる、
いまの時代の闇と自死の背景について、
ともに考えあっていければと思います。